社内からも社外の方々からも、Mogicのブランディングプロジェクトって一体何をやってるの?とよく聞かれます。美味しそうなデザートを真剣に選んでいたり、ディスプレイで使うドクロとかクリスマスケーキなどを選んでいるとまたブランディングが遊んでるとか言われることも!いつも何かの準備に追われてバタバタ……そんなブランディングプロジェクトメンバーは時代とともに変化し、最少メンバー時代は、プロジェクトマネージャー三女、メンバーのうぉんじま、ご意見番で代表の3人。2020年7月に新メンバー次女が加わってくいしんぼうず3姉妹が結成されました。
Mogicのブランディングは、わたしたちくいしんぼうず3姉妹でやっています!
まず、自己紹介から始めましょうか。ブランディングプロジェクトのプロジェクトマネージャーでデザイナーチーフのUです。くいしんぼうず3姉妹の三女です。
ブランディングプロジェクトのプロジェクトのメンバーで、バックオフィス所属のパートのうぉんじまです。 くいしんぼうず3姉妹の長女です。
ブランディングプロジェクトのプロジェクトのメンバーで、マーケットディレクション所属のパートのTです。くいしんぼうず3姉妹の次女です。
実は、座談会前に一人で1年間を振り返ってみたんです。そしたら1年前、全然違ったなって思って。紙にメモしてきました。2020年1月にはまだTさんがブランディングに参加していなかったんですね。3月ぐらいからコロナがすごく増えてきて、4月頭には全員リモートになって。ちょっと土の中に眠って、潜伏期間を経て7月から再スタート。そのタイミングでTさんがブランディングに入ってくれたんです。
7月でしたか!
そうなんです。デジタルサイネージも7月に導入して、カレンダーづくりを7月の終わりぐらいから話し始めていました。ノベルティーも作ろうって動き始めて、止まってた図工舎さんも動き始めて、ハロウィンのディスプレイもこのへんからです。ここからワーッと駆け抜けて。
すごかったですよね。それで1年分以上のことがありましたね。
濃密でしたよね。濃かった。
ブランディングに入れてもらってから、いろんな仕事に対しての姿勢みたいなものが180度。あれ、360度?変わりました。
360度!?なんか戻った?
1周して終わり。よかった、結果変わらず。
私は私。
人は人。大事ですよね。
何が変わったんですか?
なんだろう?仕事に来るときの意気込みや、家に帰ってきてからの時間とかですかね。今までは、仕事は仕事、家は家みたいな、結構シャットアウトしてたじゃないですけど、ブランディングに入ってからは、いろんなもの、例えばインスタ見るにしてもテレビ見るにしても、何かアイデアにつながるものはないかみたいな。見る世界が変わってきたなって印象はありますね。すごく刺激的で、本当にさっきも言ったんですけど、濃密で、毎週ブランディングプロジェクトに参加するのが楽しみでした。
本当ですか? うれしい!
楽しかったです。
それまでブランディングチームってどんなふうに見えてました?
何やってるんだろう?みたいな。
そうですよね。
カレンダーとかイベントの何かみたいなことをやってるというざっくりとしたイメージしかなくて。所属のMDチームの会議でよく質問されます。「どうしてそんな力を入れてるんですか?」とか「ブランディングは何のためにやってるんですか?」とか。
食べものに前のめりこみ過ぎるから、そことかですか?
それもあるとは思います(笑)。そこまで食べものにみたいな。いつもおいしそうなサイト見てますね、みたいなこと言われるので。
言われがち!
そこまで熱を入れて、将来的に何かするんですか? みたいな。そもそも「ブランディング」という言葉も今まで生きてきた中で携わることもなかったですし。
ブランディングは即効性がないので動きが分かりにくいですよね(笑)
2020年のプロジェクトを振り返るとこんな1年でした(リモート期間編)
2020年4月~6月のリモート期間は今までみたいなイベントもなかったから、結構模索してましたよね。
模索してました。私は特に他のみなさんより早くリモートになったので、会社で撮られた画像だったり、ちょっとした情報をSkypeでかき集めてFacebookを投稿したりしていたので、自分から情報をとりにいかないと何もなくて。
そうですよね。
さも、そこの場にいたかのような感じで作ったりしたときもあるので、より考えたり感じたりを強くしないと難しいなっていうときはありましたね。
そうですよね。その当時はどういう発信をしていったらいいのかなとか、こういうときだから、どういうことができるのかな、みたいなことも毎週話してましたよね。いろんなこと、みんなが感じてることを持ち寄っては、ああでもない、こうでもない、みたいな。
この世の中の様子に合わせてやるべきなのか、いつものMogicらしさをそのまま発信し続けていいのか。というところは今も考えますが、リモートのときはより考えましたよね。
してました。その頃の議事録見てみたんですよ。それぞれメンバーが家で最近やってることとか作ってるものを毎週持ち寄って。
ありましたね。
うぉんじまさんはおうちでリノベーションをしてて、自分で壁を塗り替えてみたいなことしてましたね。うちは子どもたちと一緒にこんなの作ったとか、っていうのをやって、代表はあれかな。
ミニチュア!
ミニチュアのお菓子屋さんを作ったり。そういうのを作っては、いつか何かのアイデアになるようなことをみんなで話してましたよね。
代表は他にも、机いっぱいのガンプラも!
ガンダムもありましたね。そんなこんなで勢いがモットーのブランディングではいつもはできないじっくりコツコツとやるモノづくりをしながら、オフィス再開に向けてエネルギーを貯めてる感じでした。
その間も社内は変化してたので、その変化をキャッチして発信を続ける日々でした。
そうですね。今まで当たり前にできてたことができなくなって、リモートだからこそ生まれた文化がありました。その一つが雑談。やっぱり雑談が必要だとなってオールMogicが作られました(出勤/退勤時のSkypeでする全社員向けの雑談)。
オールMogicで、お昼の校内放送が配信されたり。
部活動の断片を見せたり。
そう言えば、リモートで座談会もしましたね。
なんか面白かったですよね。Skypeのチャットだけでお話して。不思議な感じでした。
リモートの前と後だとすごく大きく変わってるから、ここは大きなポイントだったのかなって思います。リモート期間にMogicが大事にしてるもの、文化とか価値観みたいなことブランディング会議で毎週話してわかりやすくなったのかなって。それで、オフィス再開で7月から動き始めたときに、サイトのリニューアルとかカレンダーづくりとか、いろんなところに生きてきてるかなっていう気はします。
2020年のプロジェクトを振り返るとこんな1年でした(オフィス再会後編)
7月からオフィス再開して、急速に動き始めたので採用が活発になりましたね。そんな中、やっぱり、Tさんが入ったのすごく大きかったと思います。カレンダーのプロトタイプも秀逸でしたよね。
まさかうぉんじまが失敗を飛び越えさせられるとは。
企画を考えたのは他でもない、Tさん。
楽しかったんです、あれを作ってるとき。子ども寝てから夜更かししてやってたんですけど、なんかないかなってずっと考えながら作ってて、これはもう傑作だと思って。絶対見せる!と思って作りました。あみだくじも。
あみだくじもよかった!
自分の中でよし、みたいな。すごい楽しかったです。本当にワクワクしてました。それに向かってみんなで進んでく段階もすべて楽しかった。構想してたものが形になって、実際手にとったら何とも言えない感情に、ポワーみたいなのが出てきて。すごい感動しました!
楽しいですよね。ブランディングの醍醐味ですね。毎回ドキドキする。
自分もそうですけど、受け取った人、どう思ってくれるかなとか、どうやって使ってくれるかなとかそういう想像するのも楽しかったですし、本当にカレンダープロジェクトに携われて、なんて幸せなんだろうと思いました。
よかった。
最初は私で大丈夫なのかなとか、今もですけど。
そうなんですか?
うん。なんか、こういう妄想とか苦手で。みんなアイディアをどんどん出すじゃないですか。すごいなと思ってて。元々すぐ諦めちゃうタイプですが、カレンダーだけはいろいろ降りてきて。
うぉんじまさんは妄想しすぎなんです。助かってるんですけど。
現世に生きてない。常にどこかへ、四次元ポケットみたいな。妄想が生きがいなので、本当にありがたいなと思いながら過ごさせてもらったなと。
ディスプレイでQRコードを活用したり、アンケートをしたり、アナリティクスを毎週確認したり。Tさんがいたからできた。それまで私たちそこまで見れてなかったですよね。KOMADOのデータはわかりやすいので、採用が止まったときはやっぱりKOMADOも読まれないんだなとかそういうことは読めるけど、どんどんこれからも引き出しを増やすためにデータやみんなの声を活用していけるようになりたいですね。
今年の始まりに。おまけの新春おみくじ!
今年に向けて、もう少し深掘りできたらなと思って、おみくじを用意しました!新春おみくじです。お題を引いてもらおうと思って。1個引いてみてください。
今年やってみたいこと!
私はなんかやっぱり、今までノベルティーとかカレンダーも作ってるけど、今までアイデアには出つつなかなか作れてない、ただのノベルティーじゃないMogicらしいものを作りたいですね。触れていたくなるような、置いておきたくなるようなものを作ってみたいなって。
いつかグッズ作って売上ができて、それでなんかおいしいもの買いたいですね!
結局そこ(笑)
なんか循環してたらよくないですか?なんかちゃんと自立してる感じしません?
やってみたいこと、Tさんありますか?
そうですね。この界隈の認知度はだいぶある印象があるので、もっと広い範囲で見たらどうなんだろうっていうのはあって。駅に広告出すとか、サイネージを出すとか、そういうところも攻めてみたらどういうアクションが返ってくるのかなっていうワクワクみたいなのはありますね。
確かに。それでいくと、この1年って新しく入った人が多かったのもあり、面接の数も増えたりして、「KOMADO読んでます!」とか、「KOMADOのMさんの記事を読んで会いたかった!」って言ってくれる人がいたり、「MicroTech(マイクロテック)読んでます」とか、MicroTechのメンバーが作ってるものに興味を持ってくれてたりとか、うれしい言葉をたくさんいただきました。自分たちがやってきたことが形になってる実感みたいなのはできたなって思うから、もっと広がっていきたいですよね。
うぉんじまさん、やってみたいことありますか?
ディスプレイを進化させていきたいっていうのがひとつと、私、マジックが好きなんですよ。なので今年こそマジックイベントをやりたいって思ってます!言い続けて早2、3年たってるので。
確かに。10周年のときにも言ってましたよね。
マジシャンの方を呼んで、目の前でMogicの人たちとご家族やパートナーのみなさんを招待して、マジックキャッスルみたいな感じにしたいんです!このご時世なんで直接は見れなかったとしても、リモートでもできるかなーと。
確かに!
Web上で招待状を贈って、参加できるイベントができたらいいなって妄想しています。
いいですね!2020年は、Mogic10周年が終わった次の年という1年であり、また変化の大きな年でした。その変化があったからこそ、残しておくべき文化がちゃんと残されたのかなっていう気がしてます。だけど試行錯誤が必要なところもあるから、これからもどんどん変わっていくと思うんです。今言ってたような新しい形のリモートイベントとか。次の10年に向けた新しいスタートなのかなって思うので、ブランディングとしては変わり続けていくMogicをちゃんと見せていけるといいのかなって思います。社内の人も社外の人も社員の家族もみんな含めて、Mogicに触れる人に、「この会社ワクワクするね!」というところをちゃんと届けることが私たちの頑張るとこですかね。2021年の1年も。新しいメディアも絶賛準備中なので、より遠くの人にも発信していけるといいなと思います。